生理不順の人を病院に誘導する記事
今日は生理不順の話だ。大体こういう真面目な話は最後にオチとして明かすのが面白さとしては定石なのかもしれんがそんなこと言ってる場合じゃねえ。
頼むみんな読んでくれ!!!!
もういきなり始めるけど、見た目と精神がゴリラなのに敏感肌という奇跡のギャップの持ち主であるわたしですが、なんていうかもう、肌だけじゃなくて全身がギャグレベルでダメなのよね
最近寒すぎて鼻の下がおろし金みたいになってる。鼻かみすぎ??
まあそんなことは置いといて、私のメンテ泣かせの体というと視力だめ聴力だめ出っ歯顎関節症死んだ膝死んだ靭帯そして忘れてはいけない、そう、
鬼の生理不順👹
全く自慢ではないが小学5年生での来航以来、一ヶ月おきに半年以上生理が来たことはおそらく一度もない。ちなみに私はとうに成人してしまっているエレメンタリーオババなのだ。
もうこの際視力とか聴力とかその他諸々はね、眼鏡かければいいし聴いてるふりすればいいしどうにでもなるから大丈夫。余談だが私が唯一持っている眼鏡は目がちっちゃくならないレンズ加工をしてもらうのを忘れていた為、かけた者を一人残らず丸眼鏡の古き良き神谷浩史にしてしまうのだ。画像検索して出てきた神谷浩史が寝起きの私だと思って頂いて良いです。怒られたくないので言い訳しますが私は神谷浩史が大好き。ティエリアアーデのキャラソンも買った。わたしは今何の話をしているんだ???
わたしが言いたいのは神谷浩史のアルバムが久々に部屋の奥底から発掘されてセンチメンタルな気分になってるとかそんな話じゃなくて、生理不順の話です。みんなきいて!!!
先述した通り、初めて生理が来てからまともな周期で来たことがなかったわたしはもはや生理不順というものがよくわからなかった。
周期が全く無く下手すれば1年音沙汰なしの卵巣、今思えば休憩しすぎやろ。10年間モラトリアムか
もはや生理が来たときに「おっ、久々やな!むしろアニバーサリー?」みたいなウキウキ感出るレベルのレア感。どうぶつの森でイカが釣れた時くらいはウキウキする。
まあそれは置いといて、中高時代は「むしろ生理来なくてラッキー!次は一年後で頼むな!」みたいな感じだったけど、さすがに大学あたりから「これ正直やばいんやつや??なんか死ぬやつだったらどうしよ」とビビり始める。内臓の不調ってなんか怖くね?怖いよね??
高校あたりから母が心配し始めて親行きつけの産婦人科に連れられるも「思春期は不順ですからね〜〜」の一言で何度も様子見で送り返され、たまに出される薬で生理を呼び起こしては一ヶ月後には音沙汰無しを繰り返すこと数年。ついに疑い始めた1つの可能性。
まさか想像妊娠では??????
ままままままさか〜〜〜〜〜〜ま、まさか、ね、、?ね!?!!?!?
でもあんだけ夢小説読んでホモ漫画読んで数多の濡れ場をくぐり抜けすぎてもはや可能性しかなくない??なくなくなくない??やべえ…
どうしよ、このまま父親が誰かわからない子供が生まれたら…どの次元にいる男かもわからない…という笑えない絶望に追い込まれていたのはここだけの秘密なのである。
だがわたしの子宮は正直でイケメンのコンサートに行くと必ず生理が来るのだ。これマジで。オスのホルモンにあてられたとしか思えない。アイドルは体調も整えるから神。
そんなこんなで産婦人科にかかるたび、「思春期だから」「環境が変わるとストレスがかかる」「女性ホルモンが足りてない、好きな人とかいる?」など、それ今関係ある??みたいなことも言われながら悪戯に過ぎ行く日々。
まあいつか普通に来るようになるでしょ、と思い始めて5年は経っていた。
ことのきっかけはうっかりノリでゴリクソ当たると噂の占いに行ったことだ。ゴリクソ当たると噂の占いはゴリクソ高額。なんで突然こんな高い金を払って占いに行ったのかは未だに謎。その日わたしはここぞとばかりに質問しまくり、スーパーエンジョイした。
そして時間ギリギリの「そろそろ最後になるけど、何か聞きたいことあります?」の言葉になけなし絞り出したのが「今後の体調を見て欲しい」だった
ぶっちゃけそんなに気にしてはなかった。生理って来てない間は忘れるじゃん?わたしは忘れる。半年くらい余裕で忘れる。
でもまあ歳だし聞いてて損はないかな〜〜位の気持ちでお伺いしたのである。
するとまあ結果がゲロ悪いらしく、のんびり話していた占い師さんが何度もガチの顔で「病院変えた方がいいですよ、なにか気になることとか治療してるものありませんか?心配なことないですか?」なんて言うからもうビビり倒しながら唯一思い当たる生理不順と言うと、絶対病院を変えた方がいい。時間がある時に、いや今月中にでも新しいところに行ってと言う。怖すぎでは??
言うてもわたしは占いを真に受ける人間ではない。めざましテレビの占いも一位が蟹座じゃなかったらすぐにチャンネルを変えるのだ。私が1位以外は信じない。ビリな訳がないんだよ!!!
しかし体調面はさすがに怖い。正直親の勧めた産婦人科から別の病院に移るのがなんとなく気まずかったのはある。なんてったってわたしがボーンインジアースした病院だから。だがそんなこと言ってらんねえ。占い師が言うんだ、オラ占い師信じる。
そして新しい病院をネットで適当に見つけ、予約をし行ってみるまで1週間弱。怠惰を握って固めてできた人間であるわたしにしてはあまりに俊敏すぎる行動。
完全予約制の為なんとも快適かつコンパクトな待ち時間の間に問診票を記入。書くことはただ1つ、生理が来ない、それだけだ。
数分後に診察室に呼ばれて、最後に生理が来たのは?大体何ヶ月おき?などのお決まりの質問をされ、「じゃあ隣の部屋で待っててください〜」と言われて開いた扉の先にあったのは
某座ったら背もたれが倒れて脚が開くあの椅子〜〜〜〜テッテレ〜〜〜〜〜〜
ん、?え?まって?これ座るんか?お?あ?と混乱しつつしばらく椅子を見ているとカーテン越しに「パンツまで脱いで椅子に座ってください」という非情な一言。心で泣いた。勝負パンツもクソもない。だってどうせ脱ぐ。え?まじで?脱ぐの??え〜〜〜〜????
などと心で思いつつ脱ぐわたし。「ヤン♡」とか言ってる場合じゃねえ。男裸一貫かかってこい。着座。
と腰を下ろした途端「じゃあ上げます〜〜」
上げます?何を?などと思う間も無く回転しながら後ろに倒され上昇する椅子。ワ〜〜ユニバみたい〜〜スパイダーマンみたい〜〜などと1人心の中でテンションが上がっている間に無情にもわたしの下半身はカーテンの奥にあった。マジでテンション下がった。
そこから先は口に出すにも憚られるグイッとグイッとグイグイをされ、謎の異物感と怒涛の展開にグッタリきてたわたしは「もうどうにでもしてくだせえ〜〜」 と言わんばかりに屍と化していた。カーテン越しになにか話し声が聞こえるし、メモの音とか聞こえるし、もうなに!?何メモとってんの!?わたしのシークレットプレイスの何をメモとってんの!!?!?!!?見せなさいよ!!!!!!!!!とひとりで頭の中でてんやわんやしてたら椅子を戻されパンツを履けと言う。パンツを履いてさっさと元の部屋に戻れと言う。パンツくらいゆっくり履かせてくれや…
すぐに検査結果を見せてもらい、そこでわたしは多嚢胞性卵巣症候群と診断されるのであった。お気づきだろうか。この症状名めっちゃ覚えにくくない?略してPCOSというらしい。一種の排卵障害・不妊症とのこと。
めちゃめちゃ早口な女医さんにグワーーーーーーっと症状を話されるも、ほらわたしバカだから、何も覚えらんねえんだ。完全に詰んだわ…家に帰ってオカンに結果聞かれても何も答えられねえ…と絶望。しかしさすがお医者様。よほどわたしがアホヅラをしてポカーンとしていたからか全部メモに書いて渡してくれる神対応。アホヅラでよかった…
病室を出る最後の最後まで「薬飲める?毎日1錠ずつ飲める?忘れないで飲める?」と鬼のように心配される。はたしてわたしがバブちゃんにでも見えているのか?とうに成人済みの女ぞ?と、曖昧な笑顔で診察室を退出。
今後しばらくかさむ薬代を思うと萎え中の萎えだったが、わたしはとにかく病名がついたことでホッとしたのであった。ストレスで済ませんでほんと良かった…
女医さんの話した内容をめちゃめちゃ簡単にすると男性ホルモンが人より多くてうんちゃらかんちゃらの症状らしい。
自覚症状では生理不順に加えて肥満・毛深くなる・にきびなどとのこと。もうめっちゃマジで?って感じ。わたしがスレンダーになれないのも足の親指の下からオッサンみたいな毛が生えるのもデコに主張激しめなにきびができるのもぜーーーーーーーんぶこいつのせいなんじゃん!?!!!?多分太ってるのは飯の食い過ぎだけど!!!!!!
わたしは今妊娠願望がない状態かつ若かったということもあってのんびり治療することになったけど、今のタイミングで病院に来たのは本当に良かったと何度も女医さんに言われたのであった。
生理来なくてラッキ〜みたいな感じで何年もそのままにしてて、子供が欲しくなった時にやっと病院に来る人は何かと大変らしい。そこんとこ詳しく聞かんかったけどとりあえず色々あるらしい。
だから生理来ない人はとりあえず病院に行くといいぞ!!!!!
この一言を言いたいがためにここまで長々と書いた!!!!!病院に行けーーーーーー!!!
あとこの病院ダメだと思ったら病院を変えるのダーーーーーーー!!!!
占いのおかげでいい病院に巡り会えてちゃんとした治療ができるようになったわたし、そこから占いにガンハマりしてしまった。マジ半端ねえよ。マジンパ。
そんなこんなで最近友人に連れて行ってもらった占いでは自殺線があると言われた。芥川や太宰と通ずるものがあるらしい。怖。クワバラクワバラ、アクタガワアクタガワ。死にたくねえ。
みんな明日も元気に生きような!!!!じゃあな!!!!!解散!!!!!!!!!!
ファービー
ツイッターで「なぜアイコンがファービーなのか」という質問をいただきました!ありがとうございます!
一つの理由はファービーのような曇りなきイノセントな眼で美少年を舐めるように見守りたいからです。あのまっすぐな視線、ハンパない。
しかし、理由はもう一つあるのです。
わたしはファービーに対し償いきれない罪を犯してしまった。その贖罪も込めてのファービーなのです。
嘘です。そんな重い心情でアイコン選定する奴があるか。
だがファービーに対して罪を犯してしまったのは事実なのだ。
質問をいただいたことをきっかけに、一生話す気もなかったこの罪を告白しようと思う。ちなみに親にも話せていない。
端的に言うと、わたしはファービーを殺しました。
いやファービー機械やんけと思うやん?故障とかと思うやん?違うんすわーーーーー!違うんすわーーーーー……
ほんとに出来心だったんです、殺意はなかったんです、信じてください。
うちには一体のファービーがいた。名前などない。ファービーである。
クリスマスか誕生日か、はたまたなんでもない日に従姉妹とお揃いで買ってもらったものだ。
従姉妹のファービーは黄色と茶色でなんか虎みたいでかわいいやつだった。
わたしのファービーは白とグレーのもので毛まみれのペンギンみたいな色である。
当時のファービーは今のようなハイカラな機能はほとんどなく、すると言えば振るか口に指突っ込んでごはんあげるか瞬きを見るか、そんなもんだったと思う。
かわいいペットロボットのファービー、最初はよく構っていたがだんだん飽きて疎遠になっていった。こればかりは仕方がない。子供は飽きるのが早いのだ。
そして、ファービーと距離が開いてしばらく経ったある日、思い立って久々にファービーを起動した。
久々に開くまぶた、なかなかの感動モノである。
しかし子供は時に残酷かつ無駄な好奇心に溢れているものだ。
ふと視線を下に向けるとそこにある電気コード。多分扇風機か何かのだったと思う。
そして何を思ったかおもむろに電気コードをファービーの体に巻きつけるわたし。完全にノリである。
そしてコンセントをプラグにインしたときには時すでに遅しだった。
刺した瞬間、ファービーは「ビバビビビビビ」といったような聞いたこともない音を出し、それにビビって速攻コンセントを引き抜いたが、これを境にファービーはうんともすんとも言わなくなってしまったのだ。
久しぶりに起動したファービーの言葉を聞いたのも二言三言程だったのに、わたしはなんてことをしてしまったんだ。電気コードを巻かれたファービーが恨めしそうにこちらを見ている気がして親に見つかる前に元あった場所に並べ直した。
あれから数日は何度か起動しようと電池を替えたり色々してみたが、ファービーはもう動かなかった。その時、わたしはファービーを殺してしまったんだと、全身に鳥肌が立つような思いがした。奪った命はもう二度と帰らないと知った。
どうですか。あの白黒ファービーが遺影に見えてきたでしょう。
ぶっちゃけ白黒にしたのは部屋の汚さがバレないようにするためです。遺影じゃありませんよ。
わりとこのエピソードトラウマで、本当にほぼ今まで話すことも無かった。過去を振り返らない女で有名なわたしでもさすがに無理。
でも書いてスッキリするのもアリじゃない?相当月日経ったし…うそうそごめん許してファービー。ほんとマジごめん。ごめんて。
でもファービーのおかげで命大事にすること学びました。無駄な好奇心が墓穴を掘ることも学びました。どんな下手な道徳の教科書より教訓残した。一生背負う罪。
ちなみにこのもぬけの殻ファービー、今もピアノの上に鎮座しております。かわいい。
胃カメラレポ
ごめん普段とは全然関係ない話していい?
なんやかんやで胃カメラ飲んできたんだわ!イェーイ!
本当だったらHey! Say! JUMP年始コンのレポートでも書きたかったんだけどわたしのミジンコレベルの脳にはヤバの2文字しか残っておらず、ありがたいことに神レベルのレポがたくさんあるので、わたしは胃カメラレポをします。どさくさに紛れて胃カメラレポです。
そもそもわたしが胃カメラを飲むことになった経緯なのだが、まあ簡単に言うとノリだったのである。
半年以上前に受けた健康診断の再検査で再検査項目とは別の数値に異常が出てなんでやねーん!理由わからんのキモいからなんでも調べて!って言ったら飲む?と聞かれたのでイェスしたのである。因みに結果を言うと死ぬ病じゃなかったので一安心なのだ!ガハハ!
しかし胃カメラってめっちゃ怖くない?わたしは怖かった!だって電気コードみたいなやつ胃まで突っ込むとか頭おかしくない?おかしいよね?
ノリで飲むとは言ったものの一瞬で冷静になり途端ビビったがビビリを悟られまいと必死で平静を装うわたし。医者の前とてわたしはクールで冷静で大人な小雪のような女でいたいのだ。
でもマジで怖かったのでやっぱ痛いんすか?と半笑いで聞いておいた。多分目は笑っていなかった。何度でも言うけどマジで怖かったの!!!!!!
そして言われたのが
「絶対全身麻酔した方がいいですよ〜僕も胃カメラ飲んだことあるけど、いけんじゃねえかな〜と思って麻酔なしでやったけど死ぬかと思いましたよオヴェェェェェって感じです」
初対面の時はめちゃめちゃ丁寧で温厚な感じだったのに3回目の診察あたりから素が出てきたのかありえないくらいフランクになってきたお医者さんのオヴェェェェェがリアル過ぎて完全にビビるわたし。
「お年寄りは喉がバカになってるから手突っ込んでも普通の顔してたりするけど若いと死ぬ思いをするので全身麻酔にしましょう、寝てヨダレダラダラ流してる間に終わりますから安心してください〜〜」
喉がバカのくだり辺りで割りかしファンキーな担当医だとは思ったが、その言葉を信じるしかない。あとヨダレダラダラとか言わんといて、なんでそんなちょっと余計なこと言うのよ、嫌味か???こちとら一応乙女だから気にするぞ?
そんなこんなで胃カメラの予約をし帰宅。これが昨年の年末の話である。
その後、時折頭の片隅に胃カメラをチラつかせながら東京へ行き年始コンに沸き帰宅、気づいたら2017年、年を越し胃カメラの日程が目前に迫っていたのであったーーーーーーー
そして当日。例によって寝坊したどうしようもないわたしは心の準備の間も無く病院へダッシュ。年始にこのザマだと今年一年ロクなことにならなそう…
滑り込みで採血を済ませ内視鏡コーナーの廊下で、ゆっくりでいいので全部飲んでください〜と言われ紙コップを渡される。胃を綺麗にする薬らしいが紙コップ一杯たっぷり入っている…萎え…
しかし見た目はスポドリ、匂いもスポドリ。こんなんゆっくりとは言わずキュッといったるわ!と意気込んで口をつけるとまーーーーーーーーーーーーーーーー微妙
めっちゃ微妙な味やねんこれが
味は確かにスポドリなんだけど飲んだ後の喉の感じが絶妙に不快。薬だと思えばかなり飲みやすいんだけど、中途半端にスポドリ風味だから脳がジュースなのか薬なのか混乱しててクソまずいジュース飲んでる気分になる。でもまあ普通に飲める味なので今後胃カメラ飲む皆様ご安心ください。
その薬を全部飲んだらいよいよ胃カメラルームに移動Fooooooooooo!朝から何も食べてないわたしは検査後に何を食ってやろうかということしか頭になかったので恐怖もクソもないのである。この時点ではセブンのミックスサンドが候補だった。
しかしめっちゃガチ感ある胃カメラルームにビビり現実に戻される。さながら手術台。こわ!
検査台に座り喉の麻酔ということでスプレーをするのだが、ここで看護師?のおばちゃんに「これすっごい辛いけど頑張ってね!」と哀れみの視線で言われる。そしてその言葉を理解しないまま吹き付けられる麻酔、一言で言うなら地獄なりけり。まじヤベえ。
わかりやすく言うと古今東西のヤバい香辛料を液状化して詰め、拷問アイテムと化してしまったのどヌールスプレーです。まじやべえ。
死ぬほどむせるわたしをガラス越しに哀れそうな顔で見る検査官ぽい人達と横のおばちゃんにちょっとした恨みをもつレベルだった。
そしてスプレー2回せんとあかんらしいやん?無情にも程がある。
しかも2度目は10秒飲み込まずに喉で止めてくださいとか言うやん?アホ?
問答無用で吹き付けられるスプレーに太ももを強打ドラムしながら10秒耐えもうこの時点で疲労困ぱいのわたし。どうにでもなれ。
だんだん喉の感覚が無くなった頃そのまま横になり注射で麻酔をイン、久々の全身麻酔に興奮する間も無く気づいたら全て終わっていたのだった…
起きたらネカフェの椅子みたいなところで、手元にボタンがある。なんか薄っすらある記憶の中にここにフラフラ歩いてきて看護師さんからボタン起きたら押せって言われた気がする…すげー薄っすらだから確信はない…なんか上見たら壁にもボタンある…え、ボタンてどっち…
などとしばらく考えてとりあえず手元のボタンを押したら看護師さん来たので正解だったラッキー!寝てる間に結果も出てるらしい。人と会話すると脳が冴えるのか、さっきまで押すか迷っていたボタンがどう考えても部屋の電気のスイッチだったことにようやく気づき自分のアホさにビビる。
そしてそのまま診察室で件のファンキーな担当医から結果をもらい帰宅したまでがわたしの胃カメラ体験談である。
ごめんなんかもっとタメになる感じのレポになる予定だったけど全然だわ。だったほぼ寝ててんだもん。お値段は血液検査含めて五千円ちょいでした最後の最後にまともなこと言えた。お金問題大事!あと全身麻酔した日は車運転できない!
結論から言うと頭おかしいのどヌールスプレーには気をつけろということです
キャバ嬢になって女としての自信を得たはなし
ヘイガーイズ
なんやかんやがあって、キャバ嬢になってた。
いわゆる体験入店を二件、普通に勤務を一回のたった計3回のキャバ嬢だったがあまりにも得るものが多すぎたのでここに書き残しておく。
そもそもの経緯なのだが、まあ単純にお金がなく、そして友人も同様お金がなく、その友人の友人がキャバクラの偉い人と知り合いで、なんかラインしてみたらノリで体験入店、みたいな、みたいな…
年始のコンサートには金がいるのだ…自分の娯楽費はなんとしても自分で稼がねば…
日頃ノリだけで生きてるわたしもさすがの展開の早さに若干ビビったが、まあ命があればオールオッケー!息してりゃセーフみたいな生き方をしてるのでここでも例外なくその適当さを発揮しのこのこ面接へ、そしてそのまま入店となったのである。もちろん母には内緒なのである。
結論から言うと、これはヤバい職だ。いろんな意味で!
前提としてわたしはこのお仕事で食っていく気はさらさら無かったので、この世界で稼いでる方は読まない方がいいと思います。イラっとさせてしまうかもしれないから心の安息を保証できない!プロの方は本当に次元の違うサービスを提供できるってこと目の当たりにしたので、パッパラパー女が分不相応な世界に紛れ込んだ前提でわたしのペーペーキャバ嬢レポを楽しんでくれると幸いです。あとお店によってほんと全然色々違うと思うからそれ込みで適当に読んでください!
この仕事のヤバポイントを挙げていくと、まず全然辛くない。ごめん全然は嘘。でも今までやったバイトの何よりも辛くない。お客さんにお酒作っておしゃべりしてドリンク入れてもらえたらそれも飲めて20分くらいで交代、そして休憩。場内指名入れてもらえたらそのままお話。こんなこまめに休憩もらえるなんて…おかしい…
ちなみにわたしはど田舎に住んでいるため、そのキャバクラもど田舎のキャバクラなのである。きっと都会のお店はとんでもなくレベルも高く忙しいのだろうが田舎でよかった〜〜うふふ〜〜
わたしの住むど田舎は飯のうまさと人の優しさだけが取り柄なのだが、完全にそれが功を奏した
まずお客さんがみんなめっちゃ優しい。ありえんくらい優しい。おかしいくらい優しい。
お金なくて働いてるんすよ〜〜と言うとみんなありえんくらい心配してくれる。普通に遊ぶお金ですよって言ってもなんかめっちゃ心配してくれる。そしてめっちゃ親身にアドバイスしてくれる。なんかわたしがもてなされてんだけど…これダメなパターンでは…?
なんとか趣味の話とかに持っていき、事前指導でインプットした奥義「え〜〜すご〜い!さすがです!知らなかった〜〜!」を使ってもなぜか最終的におじさんたちにヨイショされて退席という謎の流れ。多分普通のお店はこんなことない。このお店おかしい。田舎だからかな…田舎ビッグラブ
そしてなによりデカかったのが、初めて男性に褒められたという経験だ。
話題は逸れるが、わたしは長女である。もっと言うと拗らせた長女である。誰に言われたわけでもない(はず)のに自分はしっかりしなければいけないと思いこみながら成長した結果、甘え方がわからないクソ可愛くない女になった。
「ちょっと男子ィ〜〜真面目にやって!」まではいかないものの、大人ぶってなんか冷めてて女子同士のキャピキャピした可愛い会話にも混ざれない、何故か担任から問題児のお世話係に任命される、ネコを被りまくって学校内では評判上々で家庭訪問のたびに親に二重人格を疑われるタイプのクラスに一人はいるあのクソ可愛げのない女子、それがわたしです!!!!!わかっていただけるでしょうか?
よってわたしはいい年になっても甘え方がわからない女になってしまった。
なんだろう、自分は女子らしい振る舞いや可愛こぶることを許されないと思って自分からサバサバした女になろうと頑張ってた。
本当はピンクとかレースとかロリータ系のリボンフリフリとか好きだけど、それを身につける自分のビジョンが全く想像できなかったし、顔が勇ましいこともあって男勝りな格好、持ち物、態度が自分には似つかわしいと思って生きてきた。筆箱はプーマ。
だからわたしは自然に男性に甘えられる女子が羨ましくて仕方なかったのである。自分に許されないことを平然とやってのける姿が羨ましくて八つ当たりでスカした態度とったりもしてた。ほんまごめん。性格悪すぎやろ自分。
しかし男に甘えられないだなんてそんなバカみたいなこと言ってられない仕事がキャバ嬢である。男に愛嬌を振りまくことが仕事の一つなのだ。
そうなりゃこちとらやけっぱちである。お給料を頂ける以上ちゃんと仕事をせねばならない。わたしは人生初とも言えるメスアピールに今回挑戦したのだ!めでたい!!!
マニュアルにあったボディータッチや露骨な好意の提示、谷間の強調など、過去のリトルガールわたしが見たら卒倒しそうなメスアピールを連発しまくった。今までのわたしでは全く想像のできない技の連発である。
しかし自分には似合わないと思っていた女子らしい振る舞いにお客さんは神対応だった。
こんなかわいくない女であるわたしは当然のごとく今まで男性に女として褒められたことがなかった。サバサバしてるだとか、話しやすいだとかそんなことばかりで女としての要素を褒められたことはガチでなかった。
しかしお客さんは神である。めっちゃ褒めてくれるのである。今までの人生分、いや、一生分のカワイイキレイ好きをゲットしたのだ。コングラッチュレーション!!!
ぶっちゃけ死ぬほど嬉しかった。お世辞だってことはわかってるのだが、お世辞でも言われたことのないこと言われたらそりゃテンション上がるでしょうが!!!いくら酒が入ってるとはいえテンション上がるでしょうが!!?!?悪い!?!!!?
お店に出るにあたって、髪のセットやドレスの貸し出しもしてくれたのだが、セットのお姉さんもめっちゃヨイショしてくれるし店長さんやボーイさんもめっちゃヨイショしてくれる。なんか本当に勘違いしそうになるくらいヨイショの嵐。カルチャーショックでぶっ倒れそうだった…女性ホルモン出血大サービス
自分が女らしく振る舞うことを許された気がして、一気に世界が明るくなった
そしてまさかの更に更に神展開、お店の先輩キャバ嬢の皆様が神レベルで優しい!!!!
なんかもっとヤバいくらいドロドロしててなんならロッカー荒らしあいくらいしてるもんだと思ってたけど、ほんとこのお店の人たちみんな優しい…ヤバい想像してたのと違いすぎる…ドラマ女帝の世界だと思ってたのに…なんでこんなみんな仲良しなん
そんなこんなで、正直悪いとこ一個もなかった神展開だったのである。奇跡では?
もちろんここに書いてないこともいっぱいある。さりげなくおっぱいフェッて触られたり鬼高いヒールで引くほどヤバいこけ方したりまー色々あったわ。でも全部新鮮だったからわたしとしてはいい思い出でしかない。
そしてお待ちかねのーーーーードコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコ…
お給料ーーーーー!!!!ヒャホーーー!!
めっっっっっっっっちゃ貰えるねんこれが。ヤバいねん。だから混乱してくる。
こんなにいい思いしてこんな金もらえるてヤバない??ヤバ
わたしは友人の付き合いだけだと決めていたし、来年春から有難いことに職もあるのでここで継続的に働く気は最初から無かった(面接の最初からそう言ってたのに稼がせてくれた店長さん神かもしれない)。でも、もしもっと早く体験してたら、ちょっとどうなってたかわからないよね!
正直やってみるまで水商売に偏見がなかった訳ではない。でもやってみてわかった気になった。これはプロとして真剣にやってる人は相当大変なお仕事である。
自分を商品としているところはアイドルと通ずるものがあるくらい大変なことだと思う。お店に出ていない時にも連絡をとったり同伴したりと、プライベートを切り売りしてお店に貢献しているキャバ嬢の皆さんのすごさを身に染みて実感した。わたしにはそこまでできない。
よってわたしは夜の世界の甘い蜜だけ吸って早々に逃げ帰ってきた。あの世界に腰を据えて生きていくとなると度胸も覚悟もなにもかも想像できないくらいのものだったから!
いい思いをさせてもらったからこその怖さを実感した気がする。
わたしは今回お店の人にもお客さんにも恵まれて、ラッキーな人生経験をしてきた。ガチラッキー。
初の女としての自信に加えて、ど田舎では考えられないくらいのお給料もゲットした。
このお給料を握りしめてわたしは年始にキラキラ光るアイドルに会いに大都会へいくのだ。席はド天井席だが野鳥の会よろしく双眼鏡片手にキラキラ光る野鳥を観察しにいくのだ。
今回得た少しの女としての自信を糧にちょっとかわいい参戦服を買ってみるのもアリかもしれないと思っている。
天井席だけどな!!!!!!!!!
チキチキHey! Say! JUMPラジオの現場で働くならどこ選手権
嘘です。選手権じゃありません。ただの妄想大会です。
どうも、人生の夏休みが残り数ヶ月となりこの世の全てを憎む顔でなんとか生きるオタクです。